finceの大脱走 仕事は贅沢に、生活は質素に。
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仕事は贅沢に、生活は質素に。

何のこっちゃい、である。

いや偶々、BS-iで「ロマンシングストーン」のハイビジョン版を録画しながら見ていたのだ。

終わってから(面白かった)、つけっ放しにしていると、日本刀の刀匠のドキュメンタリをやってたのだ・・・。
人間国宝の大隈俊平(おおすみとしひら)さん。
今も群馬県で作刀を続けている現役の人間国宝である。

一部の鋼や焼入れの時以外は殆ど機械らしい機械は使っていない。

現在はお弟子は居ないそうである。

何度も何度も鋼を打ち、刀の原型を作り、削り、泥付けをし、焼入れをして、研ぎ出して、本職の砥ぎ師に委ねるのだ。

唯一の楽しみは市長との将棋。

普段は厳しい顔で仕事をしている表情が和らぎ、勝負を楽しんでいるように見える。

全く語らない。
黙々と仕事をする。
酒もタバコもやらない。

「刀が好きだから。」というのが、70歳を超えて作品を作り続ける理由だそうだ。
人間国宝とは言え、家族を養うのは並大抵ではない。
現在一部の個人にのみ、作刀するそうである。
大半の作品は居住している市に寄贈されているそうである。

全く偉そうではない。
只、黙々と刀を打つ姿は強烈なオーラを放って見えた。


映画「イノセンス」で有名になった言葉を思い出した。
「孤独に歩め。悪を為さず、求めるところは少なく、林の中の象のように。」
というアレである。

現代にこういう生き方はできないだろう。
市長も語っていたが、こんな人物を知って欲しい思いから、時々大隈さんの展覧会を開くそうである。
大隅さんも会場に足を運んで幼稚園児と写真を撮ったりするそうである。

爺専を公言して憚らないfinceだが、また一つ爺列伝に新たな一ページが加わりそうである。
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no title

この前のドイツのマイスターといい、職人さんドキュメントがお好きみたいですね。
ううーん、群馬にそのようなお人がいたとは。
お弟子さんがいないというのは、残念。兄、弟子入りしたら?

no title

既に5人の刀匠を育て上げ、全員独立したそうな。
お弟子は取らないそうです。

10歳若けりゃ行ってたね。

そう。
爺専であると同時に職人フェチなfinceなのですよ。

no title

職人というのは、私も憧れます(ました?)。
強い精神力と自制心が求められますもんね。


no title

>強い精神力と自制心が求められますもんね。
すいません。
どっちもありませんe-282
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